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“わたしにとっての”中國

亦野有紀

私が初めて中國人と、正しくは、中國人の両親を持つ日本人と出會ったのは、高校1年生の春だった。私は入學式で見かけた同じクラスの女の子になぜか惹かれ、式が終わるとすぐに話しかけに行った。私たちはあっという間に打ち解けた。その子の下の名前は「海燕」と言って、あまり聞きなれない名前だった。その1か月後、私とクラスメイトは、その子の両親が中國人であることを打ち明けられた。海燕という名前は、「日本にいても、燕のように海を越えて、中國にいる親戚たちに気持ちが屆くように」という両親の想いでつけられたのだそうだ。

その話を聞いた時、私は少し胸が痛んだのを覚えている。それ以前の私は、はっきり言って中國に対して良いイメージがなかったのだ。日本のキャラクターをコピーしたり、大きな聲で捲し立てるような話し方だったり、テレビから得た何となく好ましくないイメージを、そのまま吸収していた。そんな自分にはっと気づいて、「海燕は日本で生きていて苦しくないだろうか」と心配になったのである。彼女が1か月もの間自分のルーツを口にしたくなかった、あるいはできなかったのも、そうした報道が原因かもしれない。そう思うと、何だか申し訳ない気持ちになった。ただ、彼女が打ち明けた事実は私たちの友情には何ら影響を與えなかった。大學生の今でも、彼女が一番の親友である。

中國人に対するイメージが覆されたのは、2度に渡る訪中経験と、アメリカ留學中に中國人に出會ったのがきっかけだった。初めての中國旅行では、慣れない環境に戸惑いもしたが、それよりも人の溫かさに衝撃を受けた。激しい口調とは裏腹に、彼らの表情が急に柔らかくなることがあって、「あれ、この人怒ってないんだ」とほっとしたことが何度かあった。

北京大學での短期留學中、知りあった日本語専攻の現地學生とレストランで晝食を食べたのだが、なんと彼女が私の分まで全て支払ってくれて驚いたことがあった。日本では、初めて會った同年代の友達に奢ることはまずない。私がなぜかと尋ねると、彼女は「因是朋友。」と答えた。そういえば、中國語の先生がこう言っていたのを思い出した、「日本人は割り勘が好きでしょう、それは目の前の損得に縛られているからですよ。中國人は、奢るのが好きです。なぜなら、奢られた方は『次は私が奢る番だ』という気持ちになるものだから、その方が人と長く付き合えるからです。長い目で見れば、奢ることは損ではないのです。」と。

また、アメリカ留學中に仲良くなった中國人は、ハキハキとして自信を持っていながら、いつも友達を喜ばせることを考えつくような優しい女の子だった。英語が話せなくて引っ込み思案だった私とは対照的に、彼女はどんな時も楽しそうに英語で話していた。

大學でのこれらの海外経験から學んだことは、「どこの國にも色々な人がいる」ということである。「@Japan わたしと中國」というテーマを見て違和感を覚えたのは私だけだろうか。“日本”と“中國”でも“わたし”と“中國人”でもなく、私という一個人と中國という國家が並んでいるからだ。「中國の政治體制は批判されることも多いが、実際にはそれが著しい経済成長を可能にしてきた。新しい潮流に乗り遅れがちな日本が、逆に中國から“コピー”しなければならないことも多そうだ。」などと言ってみても、それは日本と中國の関係になってしまう。少し解釈を変えて、「わたしにとっての中國」であれば書けるかもしれないと思い、挑戦することにした。結局、私は私のレンズを通してしか中國を見ることはできないのだ。自分と直接関わる1人ひとりの中國人が、私の中國像を創っていく。それは自國を考える作業とも似ている。「日本人は優しい」とか「日本人は禮儀正しい」というステレオタイプに意味はない。私は、私自身が出會った中國人たちが教えてくれたように、自信を持って、自分に素直に生きていきたい。

人民中國インターネット版

 

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